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野獣死すべしのLODGEのネタバレレビュー・内容・結末

野獣死すべし(1980年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

前半30分くらい、いや、1時間くらいはほぼセリフ無いんじゃないかなくらい無口。
実際はそんな事無いんでしょうけど、、、それくらい最初は喋りません。
が、一度口を開けば饒舌。

大雨の夜。
警察が刺殺され拳銃が奪われる。
口数が少なく、クラシック音楽にどっぷり浸かる優雅な生活をしている主人公の松田優作。
社会とも隔絶した生活を送っていた。この人こそが犯人なのである。
ある日、鹿賀丈史(この危うさも良い。。。)に出会い、シンパシーを感じる。
次なる目標を銀行強盗にしていて、その、銀行強盗を決行するのに仲間を探していた所の出会いだった。
度胸を試す為に鹿賀丈史の恋人を射殺する様に言葉巧みに促し、成功する。
「君は今、神をも超越した」
鹿賀丈史もその気になり、2人は銀行強盗を決行する。
警備員も殺めて、立ち去ろうとしたその時、松田優作に好意を寄せていた女性に偶然会う。
何度か話したり、クラシックを鑑賞したりしたのに、平然と殺める。
警察から逃れる為、鉄道で逃げていたのだが、遂に追い詰められてしまう。
だが、その警察官までも脅して、口を開きこう言うのだ。
「リップヴァンウィンクルの話って知ってます?」

松田優作のハードボイルドさが一際目立つ作品。体重まで落としたらしく、完全に狂人の顔、目つきをしている。
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