じょり

野獣死すべしのじょりのレビュー・感想・評価

野獣死すべし(1980年製作の映画)
4.0
①リップヴァンウィンクルのシーンの凄みに白目度 100%
②「尾行が下手で…」と言い訳する室田にカワイイ度 60%(レコ店似合わねーな!)
③その時代、そこでそんな生き方をしたいとも思わないけれど、舞台の時代や街へ憧れを抱いてしまう度 60〜80%
①のシーン、狂気だけじゃなく名状し難い松田優作の迫力に、思わずそこだけリピートしてしまいました。生き返って現在のシリアスな作品に出演してほしいですほんとに。またツッパった役者生活を経て良い名脇役に成長した室田日出男と、本作がデビューでガムシャラにイキった熱演を見せる鹿賀丈史の対比に、私は心熱くなるものがありました。佐藤慶の死に様もしかり。
この手の話の映画的ラストって難しいですよね…甘っちょろい自分にはラストのアバンギャルドな構成を完全に理解できませんでしたがそれでも見て良かったです。昭和という言葉だけでは片付けられないクールさ◎
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