母を亡くした幼い姉妹は紆余曲折の果てに叔父の家に引き取られる。しかし、彼のもとへやってきたのは姉妹だけではなく、家の中で様々な不気味な現象が起き始めて…な話。
とてもバランス良く出来ているなと感じさせる、親子の絆ホラー映画。序盤は日常の中にチラッと不穏さが見え隠れする程度だったのが、クライマックスではこれでもかと「MAMA」が怖がらせてくる。
姉妹役の子役が上手い。目線で何かを感じさせたり、無垢だったり悪魔だったり、憑いてる演技も上手くて引き込まれた。
「MAMA」が出てくる理由付けもきちんと説明され、それに立ち向かう叔父と彼女の役柄もいい雰囲気。大おばとのカラミはもう少し「人間って怖いね」的な感じでやってほしかった気はするものの、そこまでやると冗長か。
ゴシックな雰囲気を目指しすぎて作り物っぽさを感じる部分もあるけれど、『リング』のように古びた雰囲気が好きな人にはオッと思わせられるシーンもあって良かった。
