ギレルモ・デル・トロ製作総指揮、『IT』のアンディ・ムスキエティが監督・脚本を務め、自作の短編作品を長編化したファンタジーホラー。
アマプラ見放題終了間際の滑り込み鑑賞。
謎多き失踪事件から5年ぶりに保護された幼い姉妹を引き取った叔父とその恋人が、不可解な現象に見舞われる恐怖を描く。
オカルトベースだけど、ギレルモ製作とあってクリーチャーホラー感強め。MAMAのビジュアルも不気味ではあるんだけど、元々かなり個性的な顔立ちだからガッツリ見えるより引きの方が良いw
黒髪ショートカットのジェシカ・チャスティンがカッコ良かった。強い女性を演じる事の多い彼女ですが、本作ではゴシックパンク風のメイクとファッション、タトゥーを施した『ドラゴンタトゥー』のヒロイン＝リスベットのようなビジュアル。パッと見、誰かな？と思ったくらい新鮮でした。
父親ジェフリーと弟ルーカス2役に扮した、ニコライ・コスター=ワルドーも相変わらず素敵♡過去作『ヘッドハンター』ではエグコワだったけど（笑）本作では亡き兄の忘れ形見である姪っ子を大切にする、優しい男を自然体で演じています。
肝心カナメの子役も見事でしたね！この内容で残念子役だったりしたら目も当てられないけど（苦笑）特に、姉ヴィクトリア役の子の演技の振り幅は目を見張るものがありました。無心に蛾を貪り続ける、妹リリー役の子も良かった。
ただ、恐怖演出に関しては基本ジャンプ頼みだし、終盤に至ってはファンタジー色が一層強くなるので、ホラーとしては弱い。理不尽なオチも個人的には余り好きになれなかったかな…
クリーチャーものや、ダークファンタジーな世界観が好きな方には刺さりそうです。
