フリークス（怪物團/神の子ら）のaaのネタバレレビュー・内容・結末

フリークス。日本語で言うと奇形、異形。この映画の舞台はサーカスで、本物の身体障害者が多数出演している。公開当初直ぐに上映禁止になったり、元々90分のオリジナルはカットされて60分になったなどの問題作。ストーリーは結構普通で、障害者による復讐劇というか因果応報というか。小人症の団員ハンスが健常者の団員クレオパトラに惚れて、彼女はその気はないがハンスが莫大な遺産を持っていることを知りお金だけを目当てに結婚する。お金の為なので直ぐに毒を持って殺そうとするがバレてしまい、障害者の仲間と共に復讐され、下半身が鳥で言葉も喋れない奇形に変えられてしまうというもの。(このシーンはカットされたようでどうやってそんなことをしたのかは不明)ハンスは元々の婚約者のフリーダと抱き合って一応ハッピーエンド。フリーダはクレオパトラに持っていかれそうなハンスに「あなたが幸せなら良い」などと言ったり、全て終わった後に帰ってきてくれる辺りとか深い愛が印象的だった。まあとにかく因果応報なんだが、自分がどこまでも馬鹿にした奇形にされるのはどんな気分なんだろうか。マイノリティ(ここで言う障害者)はマイノリティであることでいざという時の結束はもしかしたら健常者よりよっぽど強いのかもしれないなと。