外野

フリークス(怪物團/神の子ら)の外野のレビュー・感想・評価

3.8
終盤のホラーに近い演出には度肝を抜かれました。
FREAKSが生きるうえでの掟、彼らの幸せと恋愛、彼らと共にする健常者の態度、サーカス内の秩序がおとぎ話のように映されているように感じましたが、
FREAKS内で多様性を受け入れる描写と健常者たちのFREAKSを見下す描写もしっかり描かれていて、古い映画とはいえ現代に通じる映画であり、リアリティショーに近い作品でした。
また、全体を通しての脚本に関しても、起承転結が確立して、かつ、FREAKSと健常者のやり取りをダークコメディを交えて仕上げ、最終的にFREAKS側が立場を逆転させる、というオチも秀逸で、全体的に完成度の高い作品だと感じました。
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