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レモネード・マウスのKentaCのレビュー・感想・評価

レモネード・マウス(2011年製作の映画)
3.7
居残りでたまたま居合わせた高校1年生の5人がバンドを組むことになり、その類稀なるパフォーマンスで周囲を見返していくとともに、バンドコンテストに出場することになる物語。

なぜか日本語字幕が存在せず、吹替版しかないのがとても残念でしたが、
作品自体はティーンエイジャーたちのTHE青春モノとしてお約束が続く王道の展開で、音楽を通して育まれる絆、ヒエラルキーの逆転、家族との向き合いと理解…と、非常に安心して観れる内容になっていました。

ただ少し意外性があったとすれば、バンドお披露目の際のステージが完成度としてはいきなりMAXで、本来クライマックスで盛り上がるべきところはそっちの展開で来るのね、という感じではあったので、
個人的にはそこも王道を貫いて欲しかった気持ちはあります。

それでも音楽の力と青春のキラメキを存分に感じられるので、このジャンルが好きな人は十分楽しめるかと思いますし、
特に「Determinate」はノリと勢いがあって、パフォーマンスとともに素晴らしい楽曲で、とても印象に残りました。
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