雨宮はな

母の身終いの雨宮はなのレビュー・感想・評価

母の身終い(2012年製作の映画)
1.0
5歳のまま時が止まったようなオッサンとその母が安楽死するまでの話。
最後で興ざめ、完遂したからよかったようなものの。

無駄な会話がないというより、母も子も必要な会話を避けるタイプってだけ。
意思疎通のような知性と理性を働かせることはしない。
するのは感情の爆発だけ:暴力を奮い、大声でわめき、べそべそ泣いてキスをし始める。
施設で薬を飲んでからのラストシーンは本当に興ざめだった。

この映画でよく見えたところは「富裕層でなくても安楽死を選べそう」という点のみ。
激痛をおさえられない白人の富裕層しか受け入れられないものだと思っていたので、庶民にも使えるシステムならいいことだと思う。
雨宮はな

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