ハッピー・ハマグチ・アワーにて。
これも4時間超!
二部構成になっていて、一部では、ある演劇の製作プロセスがドラマとして描かれ、二部では、その演劇がそのまま上演されるという、かなり実験的なスタイル。
「ハッピーアワー」とは違うスタイルだけど、なるほど、ここで濱口リアルは熟成され、「ハッピーアワー」で開花した感じがする。
ここでも電車がよく出てくる。
特にラストの山手線と京浜東北線が並行して走るシーンはとても素敵でしびれた。
もう一つ、一部のラストの夜明けの道をほぼ照明なく二人が延々と歩く長回しのシーンは、ずっと語り継がれるだろう。
会話、セリフ、詩、手紙、電話、、いろんな「言葉」に心を揺さぶられ、搔きむしられ、魅せられ、打ちのめされた。
全てが新鮮で愛おしく驚きに満ちた体験でした。凄いです!