地球外生命体

ニーナ ローマの夏休みの地球外生命体のレビュー・感想・評価

ニーナ ローマの夏休み(2012年製作の映画)
3.0
バカンスで人のいなくなった静かなローマで将来への期待と不安を抱きながらひとり過ごす20代女性ニーナのひと夏の不思議な物語。

世界的建築家マッシミリアーノ・フクサスを父に持つエリザ・フクサス監督のデビュー作となる青春ドラマ。劇中には、マッシミリアーノ・フクサスの『エウル新コングレス・センター』も登場。

ニーナは音楽教師。でも、外国で新しい生活を始めたいと思っていた。親友が、両親の留守中に老犬ホメールの面倒を見てくれと言う。それを引き受けたニーナはローマ郊外、ハイセンスな街並みの続く【エウル】の家で暮らすことになった。ナポリ生まれのデ・ルーカ教授、風変わりな子供管理人エートレ、犬のホメール、そしてチェリストのファブリジオとの出会い…。まぶしい光と薄暮の【エウル】。街角のカフェとお洒落なケーキ屋。ニーナの奇妙なひと夏は、さまざまな出会いにより、魔法のように輝いていく…。

【エウル EUR 】
Espsizione Universale di Rome
(ローマ万国博覧会という意味)
イタリアのローマ近郊に、ローマ万国博覧会(1942年開催予定だったが第二次世界大戦により中止)会場として、1930年代から建設された新都心地域。ローマの他の地域とは全く異なる街である。

2012年・第25回東京国際映画祭コンペティション部門で上映(映画祭上映時タイトル『ニーナ』)。13年、劇場公開。

★2013年バーリ国際映画祭
特別賞【First and Second Feature Competition】
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