緑

女っ気なしの緑のネタバレレビュー・内容・結末

女っ気なし(2011年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

女っ気ない男に女っ気が一瞬発生した話。

シルヴァンが管理している宿に
ヴァカンスにやってきた母娘。
母親の恰好がずっとビッチなJK。
こんな母親は嫌だ。
でも中身は無言でのジェスチャーゲームで
喋ってしまうオバチャンっぷり。
やっぱり嫌だ。
飲みに出て近付いてきた男と
やんないけどチュー……嫌だなぁ。
若くして娘を産んで遊んでこなかったぶんを
取り返そうとしているのだろうか。

娘は真面目で知的で健康的。
母親に惹かれていたシルヴァンとラストで朝チュン。
同情も僅かにはあったかもしれないが、
娘自身がシルヴァンに惹かれていたのだと思う。
ジェスチャーゲームでニュートンを
出題する人は魅力的だ。

シルヴァンは「遭難者」と同じくキャスト。
見てくれも同じ。
でもこっちのシルヴァンにはやばさがないし、
本作ではチェックのシャツを脱いで
ポロシャツを着たりもする。
でも朝チュンのときはチェックのシャツ。
娘が帰ったことに気付いても追わず、
枕の残り香に浸るのは切なくてよかった。
部屋の「イージー★ライダー」のポスターいいなぁ。
緑