あまんだ

極道の妻たち 三代目姐のあまんだのレビュー・感想・評価

極道の妻たち 三代目姐(1989年製作の映画)
3.5
岩下志麻姐から、三田佳子姐へ。
凄味は薄れるが、三田姐も、貫禄はなかなかのもの。
こっちの姐さんの方が、普通の女性ぽいというか、オフの時、友達とキャッキャしたり、可愛がってる舎弟の彼女に嫉妬したり、人間味が強い。でも、その彼女の店で、自分の組の者の奥さん連中を暴れさせたり、そこはやっぱ鉄火やけど。結構な人数の女性の掴み合いの喧嘩が見られます。
その三田姐が気に入ってるのが、ショーケン扮する赤松。臭い飯食ってきた赤松。若い頃から面倒をみてきた赤松。赤松て呼んだり、てっちゃんて呼んだり、揺れる女心を呼び方で表す三田姐。
勿論、組長であった夫、丹波亡き後の跡目争いは、赤松を推す為、画策する。推しの赤松。
しかし、そんな事は許さない赤松の兄貴分、成田ミッキー。二人共角刈り。
やっぱ古めの映画なので、展開が急では?と、思う場面も多々あったが、シリーズの中では割りと人の気持ちの入り乱れ具合が複雑なタイプの話かと思う。
出てくる俳優さん達が軒並み若い。
君島十和子さんの裸体が美しい。
ショーケンがおがりすぎて、所々、セリフが不明瞭。しかし、ショーケンは魅力的。
ラストらへんの咆哮はシビレたね!
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