おばけシューター

ゼロ・グラビティのおばけシューターのレビュー・感想・評価

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)
4.0
祝!星出さん地球帰還。
顔に穴が空いてなくて何よりです。

本作、割りかし冷めたレビュー多いですね.
特にGoogleのサジェストが酷い!

ゼログラビティ つまらない
ゼログラビティ ありえない
ゼログラビティ イライラする
ゼログラビティ ロシアが悪い

こら〜〜👵🏻👵🏻

しかし、映画関係者はかなり絶賛多いですよね.スピルバーグとかE.T.の人とか自宅に三船からプレゼントされた「スチーブン スピルバーグ」と書かれた表札が掛かってるおじさんとか。あっ、同じ人か.
たしかに彼らが褒める通り、なんつー映像じゃ!というかつてないヴィジュアルの作品であることは誰も否定できないでしょう.
脚本が全くダメとか、これが全て、というわけではないですが同業者からすると「いかにすごい映像を撮ってやるか」に重きが置かれてるのは興味深い.観てる側が思ってるより,映画制作はシンプルな競い合いをしてるのかもしれない.
ところで個人的には音楽担当のスティーヴン・プライスが本当に本当にいい仕事をしたと思う!
しかしどこかで聴いた感じなんだよな〜〜コレはちょっと思い出しちゅう。

宇宙空間では一度突き飛ばされたが最後、
秒速1mmも減速する事なく文字通り宇宙の果てまで飛んでいくと頭では理解してても、手足をバタつかせずにはいられないだろうなと改めて思う。こっちは酸素無くなりそうなのにヘラヘラして燃料無駄遣いするジョージクルーニーをぶん殴るのも同じくらい確実。いや、後者の方が確実。

ISSに戻り酸素を吸って全ての宇宙服を脱ぎ捨てると身体を丸め、ケーブルがへその緒の羊水の胎児のように見せるのは安心感の表れかと思いましたが、どうやら違いそうです。作品後半で彼女は母親へと変貌するんですよね。助けられていた子どもから自ら道を切り開く大人へと成長もとい再生することを表しているんじゃないでしょうか!

しかし、こんな映画観てしまうと大して苦労せず地球にくるプレデターとか特にE.T.とかに腹が立ってきますね.いとも簡単に来やがって。
どうでもいいか…

ところで、最後に不時着した湖は、猿の惑星の不時着で使われた場所の同じパウエル湖だそうです。
これもどうでもいいな…