通りすがりのアランスミシー

ゼロ・グラビティの通りすがりのアランスミシーのレビュー・感想・評価

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)
5.0
宇宙で船外活動中にトラブルに遭遇した宇宙飛行士が決死の覚悟で帰還を果たすという超シンプルなサスペンス。
無駄を徹底的に排除した脚本(91分にまとまっている)も素晴らしいが、最初から最後まで度肝を抜かれる映像美の連発。
キュアロンお得意のワンカット風編集もすごいが、何よりすごいのは3Dであることを徹底的に活かしていることだ。
宇宙船が破損し、デブリが宙に飛び交い画面のこちら側に迫ってくるような演出は映画ではなくアトラクションの映像を見ているよう。
それでいてあくまで映画としてまとまっているのだから本当に凄い。
いまのところ3Dである意味をここまで感じさせる映画は他に無い。