あてゃん

ゼロ・グラビティのあてゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

宇宙って特に深く考えもせず、ただ漠然と憧れていました。でもこの映画を観て、宇宙は恐怖だと感じました。重力も、酸素もない、酸素もないから音もない、何もないって怖いな。今、地球にいて、こうして地面を踏みしめながら生きていけることの安心感ってすごいことなんだなと思いました。
また、人間のちっぽけさも感じました。いくら練習したって、いくら知識を得たって、宇宙ではいとも簡単に死んでしまう。地球に居ても簡単に死ぬと言えばそうなんですけど、それ以上に感じました。

アニンガ…でしたっけ、たまたま拾った地球の電波。最初はなんでライアンはもっと助けになりそうなチャンネルを探し続けないんだ!と思っていました。だけど思うに、あの広い宇宙で、誰も居なくなり、望みも断たれたら、自分だけしか人間(生物)が居ないと思ったら、アニンガの声にさぞかしほっとしたんだろうなと思いました。それが例え言葉が通じなかったとしても、ただ人が話しているのが聞こえるだけであのときのライアンにはとてつもない希望と安心感を与えたのだろうと思います。だからチャンネルを変えること=それを失ってしまうことはしたくなかったというか、できなかったのかなと。。。

アニンガというスピンオフ?があるみたいなので、それもいつか是非観たいです。ネトフリかアマプラに来ないかなぁ。

あと、原題はGravityなのに邦題はゼロ・グラビティ。なんで全くの逆の題名なのか気になりますが…。
監督の意図とか、外国の方は、最後の最後に重力を感じ、地面を踏みしめ、これからに向かっていくことに重きを置いていて、日本では無重力空間での話(ライアンの話)に重きを置いているのかなぁなんて勝手に考えました。

今思えば、ライアンは重力に娘を殺され、無重力に自分を殺されかけたんだな()

突っ込みどころは無きにしもあらずという感じですが、わたしは非常に楽しめました。
(宇宙で死んだらあんな風になっちゃうのかな?という素朴な疑問も生まれました。)

字幕
あてゃん

あてゃん