ベべべっち

ハルのベべべっちのレビュー・感想・評価

ハル(2013年製作の映画)
3.7
タイトルロゴが素敵

公開していたことすら気づいていなかった作品で、1時間弱ぐらいでサクッと観れるアニメ映画。

冒頭でのいきなりの飛行機爆発により、最愛の恋人のハルを失ってしまったくるみ。
生きる気力を失くして廃人同然となってしまった孫娘を見かねた祖父が、自らが作りあげていたロボットをハルそっくりに改造して娘の心を取り戻そうと頑張らせるあらすじ。

物語の大半は、部屋に閉じこもってしまっている女の子のくるみをロボットが何とかして立ち直らさせようと奮闘する姿が描かれる。

ロボットのハルということで「ロボハル」と名付けられたロボハルが健気で可愛らしい。

特に思い出のルービックキューブを揃えようとするくだりがめちゃくちゃいい。
ちゃんと色を揃えると、そこに書かれていた願いがわかる仕組み。
ルービックキューブの色を揃えたことがないので、どれぐらいの難易度なのかはわからないけど…。

ストーリーは終盤近くまでゆったりと進んでいたかと思いきや、まさかの急展開。
それ自体は面白くていいのだけど、伏線はきちんと張れてたのかな?と思ってしまった。それならあと30分ぐらい伸ばして丁寧に描く選択肢もあっても良かったんじゃないかと。

ただ、キャラデザ、画の綺麗さ、声優、歌は文句なしに良かった。

ルービックキューブを揃えてみたくなる作品。