処女ゲバゲバに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「処女ゲバゲバ」に投稿された感想・評価

s

sの感想・評価

4.5

連行された先の荒野で繰り広げられるアナキズムな密室劇。だだっ広い荒れた土地に十字架一本立てられたこのロケ地が御殿場というので驚き。主題歌を歌う『殺しの烙印』の大和屋竺を見逃すまい。全裸で荒野を駆け抜…

>>続きを読む
かなり難解な映画。というか意味不明。でも面白い。不条理劇なんだけれど、やたらと政治的な会話が飛び交う。組織に馴染めないって分かる。自分にも尻尾が生えるのかもしれないと思った。

大傑作

共産主義の本質とは顔のないリーダー。つまり時のリーダーの思想により左右される民主主義的方針ではなく、AIによる支配のような、そこに人間としての意志を全く排除してしまうシステム。結果、知恵が…

>>続きを読む
ぬっこ

ぬっこの感想・評価

5.0
十字架の木と、壮大な森?のようなロケーションだけで作り上げる。
あるもので撮ればいい。若松孝二の力を見せつけられた

全てのシーンのロケーションが荒野でありながらも、物語は停滞せず、どこかシュールレアシスムの雰囲気を感じる。

ヒロインが磔にされた十字架と滴る血。
唐突な殺し合いと若松孝二が得意とする性描写。若松孝…

>>続きを読む
たま

たまの感想・評価

4.3
なんかかなり良かったような感じがするというか、めっちゃ元気になった

若松孝二が「荒野」の主題を鮮明にした、脚本の大和屋竺の色合いが濃厚な挑戦作。荒野と十字架だけで作ってしまう力量に感服する。冒頭、坂道を下る2台の車を横からワンカットで捉えたロングショットが素晴らしい…

>>続きを読む
荒野に十字架の密室。この設定だけで見られる!とりあえず一度は見ておいた方がいい!
イガワ

イガワの感想・評価

5.0
若松である。
大和屋である。
ゲバゲバである。
極北である。
青空である。
lag

lagの感想・評価

4.4
駆け落ちしたふたり。目隠し縛られ剥がされる。乾いた平野と風吹く地下室。着のまま全力で走り叫ぶ。照準の射的遊び。土嚢袋に潜む。跪き呼びかける。箒星の尾。殺戮の後の抱擁。焼き払いて去る。

あなたにおすすめの記事