連行された先の荒野で繰り広げられるアナキズムな密室劇。だだっ広い荒れた土地に十字架一本立てられたこのロケ地が御殿場というので驚き。主題歌を歌う『殺しの烙印』の大和屋竺を見逃すまい。全裸で荒野を駆け抜…
>>続きを読む大傑作
共産主義の本質とは顔のないリーダー。つまり時のリーダーの思想により左右される民主主義的方針ではなく、AIによる支配のような、そこに人間としての意志を全く排除してしまうシステム。結果、知恵が…
全てのシーンのロケーションが荒野でありながらも、物語は停滞せず、どこかシュールレアシスムの雰囲気を感じる。
ヒロインが磔にされた十字架と滴る血。
唐突な殺し合いと若松孝二が得意とする性描写。若松孝…
若松孝二が「荒野」の主題を鮮明にした、脚本の大和屋竺の色合いが濃厚な挑戦作。荒野と十字架だけで作ってしまう力量に感服する。冒頭、坂道を下る2台の車を横からワンカットで捉えたロングショットが素晴らしい…
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