りり

ハロウィンのりりのレビュー・感想・評価

ハロウィン(2007年製作の映画)
3.3
2008年のリメイク版。シリーズ1作目をベースにそれ以降の作品からのオマージュも取り入れたりしながら今作独自のアレンジも加えてある感じ。結末もちょっと違う(なんでマイケルがあそこで2人一緒に落下したのか謎笑)。ローリーがちょっとキャラ変してるけど、マイケルのイメージはそのまま。映像もきれいでしっかり作ってあってよいリメイクじゃないかなと思う。ただ、バイオレンス描写やゴア表現がかなりリアルで残虐さも増しているので、ゴアキツめなのが苦手な私は結構厳しかった。

特筆すべきは冒頭でマイケルの幼少期が描かれているところ。ハロウィンの夜に幼いマイケルがなぜ実姉を殺したのか、シリーズ6作目ではカルトの仕業なような説明があったものの到底納得できないので笑、もうちょい犯行に至る背景を知りたかったからありがたい。とはいえ、予想以上にギスギスした家庭環境で(なんかまたすごいリアルなんだよね)見ているのが辛かったな〜。マイケルの元からのサイコパスな気質と劣悪な家庭環境がハロウィンの最初の悲劇へ繋がったということがわかりやすく描かれていた。
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