せがみ

パトリオット・デイのせがみのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
4.0
2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件の発生から犯人逮捕に至るまでを描いた映画。

画面がぐるぐる回ったり揺れたりする演出が多くて酔ってしまい、休憩をこまめに挟みながら観賞。凄惨な現場の映像も堪えたのかもしれない。負傷した被害者も、負傷者を助けた人たちも、どちらもとても辛い。

テロは絶対に許してはならない。ただ、そこに至る背景があったことも知らなくてはならない。人種、文化、宗教、考え方…人々の多様性を受け入れることも必要。日本は島国で独自の言語・文化を形成しているからなかなか理解が及ばない。難しい問題。

エンドロールの前には、事件当時の負傷者や警察ら関係者のインタビューが、事件に関する実際の写真や映像が流れ、グッとくるものがあった。

以下、映画の中で好きだった言葉。(ネタバレ気にされる方ご注意!)

「悪魔が襲ってきたら反撃する武器は一つしかない 愛です 悪魔に愛は奪えない 犯人を追い詰めて、捕まえたり殺したりしても傷は癒えない 互いに抱き合って愛の力で闘うんです そうすれば悪に負けたりしない」

「どっちが先に走れるか、ね」
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