Tsugu

パトリオット・デイのTsuguのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
4.2

当時映画館で鑑賞して、あまりの凄惨さにしばらく抜け殻状態になってしまった。正直事件当時のことは全く覚えておらず、実際の映像がところどころ使用されていることで、これは紛れもない事実で「被害者」や「遺族」が実在するんだと突きつけられた。

誰にでも生きづらさや地獄はあるけど、人を傷つけることで自分の正義を正当化させてはいけない。誰かの正義は誰かの悪であるから。でもそんなこと言ってられないほど辛さを感じている人がいるのも事実で、綺麗な言葉で片付けられるほど簡単じゃない。苦しい。

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犯人を捕まえたとしても傷は癒えないし
全てのテロを未然に防ぐのは難しい
だけど私たちは愛で戦える。
愛の力で前を向くことはできるが、決して忘れることではない。
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主人公がそんなようなこと言ってたけどまさにその通り。
悲しくて涙もたくさん出るけど、観賞後には少し前向きな気持ちになれる大好きな映画。
P.S 地元愛に溢れてFBIより勝気な地元警察マダムとか、絶対敵わないのに小さいハンマー貸してくれるおじさんとか微笑ましいシーンも好き
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