いのしん

グランド・イリュージョンのいのしんのネタバレレビュー・内容・結末

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

J・ダニエル・アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)を中心とする4人のマジシャンたちが「フォー・ホースメン」を結成し、銀行強盗や預金残高の移動など観客を魅了するマジックショーを繰り広げていく。法に触れる行為だという理由で一度警察に捕まり、証拠不十分であることから釈放されるも、FBIから追われる4人。ショーを開いてはFBIから逃げる、を繰り返す途中でフォー・ホースメンのメンバーの一人であるジャック・ワイルダー(デイヴ・フランコ)が事故死。結末、この一連のイリュージョンは、FBI捜査官であるディラン・ローズ(マーク・ラファロ)が黒幕として裏で4人を操っていたことによるものだと判明。マジックの種明かしを生業にしていることで過去にマジシャンの父を死に追い詰めたサディアス・ブラッドリー(モーガン・フリーマン)や、保険金を払わなかった保険会社の社長アーサー・トレスラー(マイケル・ケイン)に対して、ローズがフォー・ホースメンを利用して復讐しているのだということが明かされる。
イリュージョンの種明かしは劇中にあるのだが難しく、鑑賞後に解説サイトを読んで納得する。ただのマジックショーという話ではなく、そこでターゲットになった人や会社が、なぜ害を被るのかという疑問から始まり、それが黒幕による復讐だと結末で明かされる展開は面白い。しかし、一度観ただけで完璧に理解できるほどの容易さは無いため、二度見や解説サイトの補助が必要。評価は少しマイナス。