好きですね~、こういう感じ!
これもネタバレ禁止ね。
ルイ・レテリエ監督 2013年製作
脚本はエド・ソロモン
主演はいちおうジェシー・アイゼンバーグ
でも、フォー・ホースメンのメンバーは1人として欠けてはいけないし、他のメンバーも。キャラの描き分けが素晴らしい。本当によく出来ている。
監督のルイ・レテリエって、トランスポーターを撮った人です。演出が上手!
この映画は表向きはいわゆる義賊ものなんです。名うてのマジシャンが、ある者の指示で、トリックを使って私腹を肥やしている者から大金を巻き上げ、貧しいものに配って行く。
でも、その行為の裏には別の目的があるんですよ。
映画のトリックって、後出しジャンケン的なところがあるから、後で何とでも言えるんだけど、この映画で使われているトリックはそのほとんどが実現可能だそうで、そこがすごい!トリックとしてのリアリティをしっかりと考えている。そして、映画の中でトリックの種明かしをしてくれるので、観ている僕らもすごくスッキリできるんです。
とにかく脚本が素晴らしい。最後まで気持ちよく観ていられるし、どうなるのかとハラハラドキドキさせられる。
また、謎解きの楽しさもあり、特に5人目のホースメンが誰なのかというところを考えるうちに、観ているあなたはもう釘付けです。
最後は……。
あぁ、面白かった。
スティングとか、こういう観ている観客も巻き込んで騙す映画大好き。気持ちよくやられた~!となって終わってください。
そして、観終わったあと、もう一度観ると、なるほどなぁと唸ること必至です。マーベラス!