荊冠

大怪獣バランの荊冠のレビュー・感想・評価

大怪獣バラン(1958年製作の映画)
1.0
『ゴジラ』から特撮の迫力と社会派的な問題提起と人間の葛藤と展開の面白さを抜いた作品。
何故バランが目覚めたのかという説明も、バランを「バラダキ様」と畏れる人々の顛末も一切ない。
とりあえず怪獣が出て東京を破壊してるので倒したというそれだけの話。
バランの、ゴムホースとビニールテープで作ったという透明な棘はカッコよくて良かった。
あと皮膜を出して空を飛んだ時は唐突すぎて(しかもその1回しか飛ばないし)ゲラゲラ笑った。
本多猪四郎にも田中友幸にも「失敗作」と言われてしまった色々残念な怪獣映画として見れば、愛おしくて楽しめる。
やっぱゴジラは凄い作品だったんだな。
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