るい

大怪獣バランのるいのレビュー・感想・評価

大怪獣バラン(1958年製作の映画)
3.5
姉さんと巡る〜も
いよいよ今年最後になりました
今年の怪獣納めはコレだ!
前回に引き続きマイナー作品を
東宝特撮映画のおそらく最後のモノクロ作品となった
「大怪獣バラン」
たぶんこれ以降は来年公開の
「ゴジラ−1.0/C」まで、モノクロで作られた
東宝怪獣映画は無いと思うので
秘境、魔境系の怪獣映画です
話は
ある日、東北の北上川上流の秘境において
シベリアにしか生息してないはずの
アカボシウスバシロチョウが見つかり
杉本生物学研究所の所員2人が調査に向かうも、その2人が原因不明の怪死を遂げる
真相を解明するため新たに3人がそこへ向かう、そこは外界から隔絶された集落、岩谷村と呼ばれる場所で知り合った彼らを
そこの村に伝わる湖に棲む怪物
「婆羅陀魏山神(ばらだぎさんじん)」の祟りを恐れていて彼らを追い出そうとしていた
さらには湖付近で犬を追って、行方不明になった子供ですら見捨てようとする村のやり方に怒り
3人は賛同してくれた何人かと救出に向かうも、ついにその怪物、通称「バラン」が姿を現す
とにかく今作、着眼点が面白い
宇宙進出だなんだって言われてた時代に、あえて秘境ものをアイデアにもってくるとこが最高
ただそれ故に今の規制だらけの時代にこれが
地上波とかで流せないのが残念だよな
たぶんそこがマイナーたる所以だと思う
秘境を
日本のチベットだなんだって思いっきり言っちゃってるわ、思いっきり村人は薄汚れた見た目から人種差別されてるし
昔は許されても今は差別になっちゃうから、本当昔の表現ってゴリゴリだよね🤣
でもってメインの怪獣
今回は中生代に生息していたとされる
架空の恐竜、学名「バラノポーダー」という生物が怪獣化したもの
特徴としては
両腕から足にかけてムササビのような飛膜を持ち、それを利用して空を飛ぶことができるうえに陸海空全てに適応できるという
とにかく魅力的なのにこの怪獣
やたら今作以降が不遇で
2度目の登場となった
「怪獣総進撃」では唯一見切れただけで
登場時間が1分にも満たないまま終わり
以前自分がレビューもした
「ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃」
実は初期案では
彼とバラゴン、アンギラスの3体がゴジラと戦う予定だったが、
絵面が地味だとして
却下された経緯があったり
本当魅力的なのに扱いが不遇なんだよな😢
それでもこのバラン、実はマニアの間ではかなり人気の怪獣で
最近もゴロザウルスと同じく、フィギュアになってたな
特撮での特筆すべきはやはり
怪獣映画において初めて東京国際空港(羽田空港)が登場してる点かな
とにかくあそこでの破壊と自衛隊との攻防が
今作のピークだと思う、本当良くできてるんだよな🤔

さて今年はラドンから始まった姉さんとの怪獣巡り
ガメラ4作をやったり
ゴジラもやったりで
今年はライダーもやったけど
怪獣映画も実は8作も観てたっていう🤣
福岡の破壊から始まり
北海道、、奈良、京都、大阪、三重、東京
と色んなところを怪獣は破壊して行きましたね🤣🤣🤣
こういうのも怪獣映画の醍醐味なんですよね
来年もたくさん怪獣映画を観ていきたいです
るい

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