1960年ブエノスアイレスで亡命生活を送っていたナチ高官のアイヒマンが捕まり、イスラエルで裁判を傍聴したハンナがアイヒマンが、怪物的な人物というよりも、平凡で役人的な「凡庸な悪」だと感じ、傍聴記録を書く。
それがすごい炎上することになる。
若松英輔さんの本でもこんなことが書いてあったのを思い出した。
「ここには会社が認めているのだから問題は無い、という漠とした了解がある。」
「悪い事と言うのは、誰の目にもわかりやすい『悪』の姿をして現れてくるのでは無いのです。」「悪はいつも、漠とした姿をして現れる」と。
他にも役割と、分担と、責任、認知の歪み、思考停止について考えたりした。
途中、2回ほど寝落ちしそうになったのは内緒です。