西村大樹

赫い髪の女の西村大樹のレビュー・感想・評価

赫い髪の女(1979年製作の映画)
3.5
日本映画学校の授業で初めてみた。講師である映画評論家の佐藤忠男氏が「20代のあなたたちには、ヤッてるだけの映画に観えるでしょう。でも、40代を超えて観たときに、この作品の悲しみがわかりますよ」と話していた。
46歳になったいま、どこかに行こうと悶えながら、明日を求める彼らが肉体を求め慰め合う姿に涙を流す。
セックスシーンが踏んだんにあるポルノでありながら、セックスでしか互いを信用できない悲しみを描いた傑作である。
西村大樹

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