タコ社長

赫い髪の女のタコ社長のレビュー・感想・評価

赫い髪の女(1979年製作の映画)
3.8
異性に対する徹底した諦念。
それでも理屈なしに求め合う。
男なんて。女なんて。
その一言で片付けてしまわなければやりきれない何か。
終始様々な【赤】に彩られて美しかったり痛かったり。女そのものだし男と結びつく唯一の色のようにも見える。若さしかない人たちと後戻りができない人たち。
ジャブ中の主婦、怖かった(笑)。
いちゃつきながらインスタントラーメンをこたつの上で作るシーンが印象的。あと、陰毛を舐めて鏡?か何かにくっつけるところ。
宮下順子姐さんの紡ぎ方は素晴らしく石橋蓮司先生の右往左往する有り様はとても人間らしくのんびり風呂上がりに観てたら不意打ちを食らいました。
原作が中上健次!!
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