ションダー

あの頃、君を追いかけたのションダーのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)
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「1994年,那一年,我16歲〜」のセリフから物語はスタートする。

原住民族の社会的地位向上に繋がった阿妹(張惠妹)の活躍、味全ドラゴンズをやぶり、兄弟象がCPBLで初めての三連覇を達成した1994年。世界で一番長いといわれる戒厳令が解除された1987年から7年たち、台湾社会で自由な雰囲気が広がっていることが冒頭のセリフ部分からもわかる。そしてそれは主人公たちが青春時代を過ごした地方の彰化でも例外ではなかった。

また物語を通して、主人公の共感できるシーンが少なくない。好きな女の子の前ではかっこつけたいし、いざ好きな女の子と喋るとなると緊張して何も喋れない。気持ちを伝えたいのに、怖くて伝えられない。そんな甘酸っぱい青春時代の思い出がてんこ盛りである。
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