とむ

新しき世界のとむのネタバレレビュー・内容・結末

新しき世界(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

マフィア映画の新しき傑作。

警察と言う組織とマフィアという組織の間で揺れ動くジャソンの哀愁と殺意。
チョン・チョンのキャラクターの良さ。
素晴らしい。

中盤の倉庫のシーンの観ている側の緊張と葛藤たるや。
苦しめずに殺すには、ジャソンが手を下すしかないという苦悩。
エレベーターでの殺し合いのシーンは息を呑む迫力。
そして、「この辺で選べ」というチョンの死に際の言葉でジャソンはマフィアとして生きることを決意し、スジの裏をかく。
やり方が完全にマフィアに…。

何気に画で表現するシーンが多く、
物語を台詞や行動だけでなく、感覚で理解しなければならない部分が多いが、そのせいでわかりにくくなることもなく、本当によくできている。
とむ

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