とある森の小屋に集う遭難した旅行者達。
ある者は故郷への帰り道、ある者は夫の両親に会いに、またある者は強盗後の逃避行で、てんでばらばらな目的地。
件の小屋はどこへ向かおうと必ず小屋に戻ってきてしまう不可思議な空間にあった。
遭難者たちは初めは警戒し合うものの、次第に協力し合い周辺の探索を進めていく。
だが、武器を携えた旧ドイツ兵が現れた事で物語は一気に動き出す。
序盤はかなりハラハラさせられる。
だが、全体的にかなり緩慢なストーリー展開の映画である。
ストーリー自体は面白く、最序盤の伏線回収も良かったが、正直30分くらいの単発ドラマやオムニバス形式の映画で観たい内容だった。
世界観の描写にじっくり時間をかけており、丁寧だとは感じるが、そもそもそれほど深みのある世界観ではない。
そして何より、結末に納得感がない！
