m

トランス・ワールドのmのレビュー・感想・評価

トランス・ワールド(2011年製作の映画)
3.0
アイデア光る作品。
少々気になる部分もあるが、面白かった。

OPの赤いクラシックカーを豪快に走らせ、パンクファッションに身を包んだ女性が見えてこれから起こる事にワクワクした。
このOPはとてもオシャレ。

SFということでおかしな現象が次々に起こっていくストーリー。
それがどう繋がるのかと推測しながら観ていたけれど、そんな法則性があるとは思わず驚き。
ファッションの違いや、するりと挟まれる嫌味のような伏線などで「…こいつら(コメント欄に)」と睨んでいたが、まさかなアイデア。

突拍子もないこのアイデアは素晴らしい。
ラスト、みんなの人生が変わった瞬間は感慨深かった。

が、少々の蛇足感を含んでいる終わり方だった。
次に来る人間の描写はあまりいらなかったと思う。
その描写を入れたことにより、素晴らしいアイデアからあの店の店員に意識が向いてしまう。
あいつは誰なんだ?と誰もが思うだろう。
消化されることの無い、答えが提示されない問題を残していくなら、初めから描かなければいいと感じた。
ナチスの話を取り入れたが、それも活かされていなかった。
少々惜しいなぁ、と感じた。

スカヨハに似た美男がいるなぁ、と思ったら、クリント・イーストウッドさんの息子さんなのね。
覚えておこう。

ストーリー : ★★★☆☆
映像 : ★★★☆☆
設定 : ★★☆☆☆
キャスト: ★★☆☆☆
メッセージ性 : ☆☆☆☆☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆

cc/出会うはずのない3人、たどり着いた異次元の世界
m

m