複雑であれだけ深い話を映画にするなら、これで正解だと思う。
厭世的で、賢すぎた彼女。
あの時代にありながら、私の人生はなにかがおかしい、と気付いてしまったゆえの悲劇。
友人のように、真っ直ぐ恋を…
繊細でアンビバレントなヒロインをオドレイ・トトウが好演してました。登場人物が全般的に煮え切らないというかはっきりしない造形でもどかしい感じがするのですが、却ってそこがある意味陰影となっていてうまい演…
>>続きを読む先日観た『ボヴァリー夫人』(監督:ソフィー・バーセス/2014年/ドイツ・ベルギー・アメリカ合作/原作:ギュスターブ・フローベール)のことを思い出した。
こんなはずはないなと思った。
これがフローベ…
このレビューはネタバレを含みます
出来事が時系列に淡々と描かれている。
1920年代、フランスの海辺の田舎町が舞台。
テレーズとアンナはそれぞれ良家の娘である。
テレーズはアンナの兄と縁談で政略結婚した。アンナは船乗りの青年…
このレビューはネタバレを含みます
自分の心の自由が一番
「頭が考えでいっぱい」
(頭の秩序の回復)の為に結婚したがうまくいかない。心の矛盾。松林、家など現実生活にこだわると同時に嫌う。シンプルな性質の人たちに嫉妬すると同時にそんな人…
「罪を犯す気はなかった。自分がわからない。…………隠さずに話したかったけど、どんな説明も不正確に思えた。嘘に思えた。……当時の私は役を演じるのが嫌だった。でも今はわかる。両家との縁談を喜んだ女。あれ…
>>続きを読む1922夏@レスペランス
☞1928
繻子(しゅす)、流感って初知り。
「結婚が混乱で頭がいっぱいの私を救うの」
うーん…終始煮えきらない展開な上に、最後もムッツリした終わり方やな〜…
共感す…