でぃーら

そして光ありきのでぃーらのネタバレレビュー・内容・結末

そして光ありき(1989年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

マッドマックス怒りのデスロードの母乳システムと同じやり口。
理解の範疇を越えた世界観を、当たり前顔で、圧倒的な解像度で押し付けられると、困惑混じりに受け入れざるを得ない。

それが記録映画のようなテイストで流されるもんで、人生一週目の私には荷が重かった。笑

冒頭
・おもろい予感
・フィクションであることの提示(生首)
・ワニ可愛い

前半
・母乳システムのやり口。
・長い。細かい。ゆえに「本当に存在する世界」だと錯覚。
・やたらディテール細かい夢を見てる気分。その世界の中では当前に筋が通ってて、目覚めて思い返すとそんなわけないあの感じ。

後半
・群像劇でもあるんだと見方を理解。この辺りで「知ってる人」が出てくると嬉しくなる。
・突然のショートロードムービー。文明を主体化したジュブナイルとも。

ラスト
・おお!知ってる世界!の謎の安心感。
・90分長々と何を描いたかの開示
・まとめ方は読後感さっぱりで好き。