性悪説的な、子供ですら煙草吸ってるし、見かけによらず登場人物の誰一人としてクリーンじゃない感じのイオセリアーニらしい群像劇なんだが、まだそこに温かみも冷たさもない感じというか
大の大人が大真面目に銅…
月の寵児として、反抗的な存在が中心となりつつも、わかりやすく成功はもたらされないし、全方位に唐突な死や不幸が訪れる不条理。観客に対して絶望によるカタルシスも与えず一番気持ち悪い状態を維持するというあ…
>>続きを読む登録忘れ。マクガフィンの導入とフライシャー話法というバキバキのハリウッド映画で興奮したはず。
物語自体はほとんど記憶にないものの爆死メリエストリックや割られまくる皿/切り取られていく絵画が滑稽で、ブ…
オタール・イオセリアーニ監督作品。
文明社会で時流に乗ってもてはやされているヨーロッパ人たち。
友人と社交パーティーをして美味を味わっている。美容室でパーマを当てたり、ネイルをしてもらってい…
映画はこのくらい人の出入りが激しくてもいいよねと思ってたら、ちゃんと律儀に戻ってきて絡み合うので混乱してくる。多視点というほど深入りしなくてドールハウス的。処分した家財リストを業者が空っぽの部屋で読…
>>続きを読む早稲田でのイオセリアーニ特集延長戦四本目。
これも面白かったですね。発表されたのは本作『月の寵児たち』の方が先なのだが、俺が観た順番では『群盗、第七章』の方を先に観ていた。それで思ったのは『群盗、第…
群像劇の統制を人物の配置においても編集においても取れてないのはただの監督の力不足としか言いようがない。
イオセリアーニってエドワードヤンと同じで、自分の頭でまとまってることを人に伝える能力極端に欠…