月の寵児たちに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 2ページ目

「月の寵児たち」に投稿された感想・評価

群像劇スタイルだけど脚本の映画という感覚を感じさせず、常に人物を動かしていて飽きさせない。

オタール・イオセリアーニ映画祭 ジョージア、そしてパリ@横川シネマ

1958『水彩画』(短編)
1959『珍しい花の歌』(短編)
1961『四月』(中編)
1964『鋳鉄』(短編)
1966『落葉…

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現代のパリの狂騒を冷ややかにスケッチしてその昔の皿づくりの職人仕事を慈しむイオセリアーニは結局パリに居場所を見いだせなかった人なんだろうなと思う。皿は犬に割られてゴミ箱に捨てられてしまった。あの頃に…

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neroli

neroliの感想・評価

3.8

■オタール・イオセリアーニ映画祭〜🎬■
 
 
祖国で作品の上映中止や公開禁止の処分を受けてきたイオセリアーニが、1979年に活動の拠点をフランスのパリに移してから初めての長編作品〜🇫🇷
 
 
1…

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fumi

fumiの感想・評価

3.7
最初に出る詩の一節の中に月の寵児たちという言葉が出てきてこれから始まる物語が示唆される。
みんな何かしら悪いことしてるけど裁くわけでもなくただそのままに、ユーモアたっぷりに映していく。
昼寝

昼寝の感想・評価

3.8

見たことあるイオセリアーニの映画の中でも突出してシリアスな内容で、こんなに沢山の人間が死ぬ映画と思わなかった。物はいつか壊れ、人はいつか死ぬ。輪廻のようにパリの街をぐるぐる回る群像劇。地下組織も娼婦…

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菩薩

菩薩の感想・評価

3.3

これ皿=パリ(丸いし)で、割られたその断片を拾い集めていくかの様に(月が満ちていくかの様でもある)進行していく短編集ならぬ断片集って理解でいいのだろうか、ってなると主役はやっぱパリなんだろうからそこ…

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Halow

Halowの感想・評価

3.9
ヤクザ映画並みに破滅的な物語なのにこの平熱ぶり。イオセリアーニの罪の描き方は本当に捉えどころがない。

主役は18世紀の陶磁器と19世紀の肖像画。それが現代の様々な「脇役」の手に渡り、そのつど幾つものエピソードが生まれては広がっていく。ブルジョワ、娼婦、泥棒、警察、乞食、テロリスト、武器商人…男と女の…

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mmm

mmmの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

カメラの関心対象がどんどん変わっていくのが面白い。
登場人物も個性的で、物語を追うよりも、人の行動を楽しめるようなつくり。

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