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昼顔のひでのレビュー・感想・評価

昼顔(1967年製作の映画)
4.0
ちょっと最後がわからない。

この映画意味を深々と考えたらあかんな。
ただ美術作品としてカトリーヌドヌーブの美しさを堪能するのみですな。
それにしても美しい、24歳とは思えない。
今年の10月22歳で満80歳を迎えられるがまだまだ美は健在っす。

シェルブールの雨傘が1964年でこの映画が1967年だったのでシェルブールの雨傘出演時は21歳か~。

小学校4年の時、普通の歌謡番組で黒沢年男の「時には娼婦のように」という曲がはやっていて意味も知らずに真似して歌っていると母親にビンタされた。「なんでやねん」と思いながら理由を聞いたら「こどもが聞く歌ちゃう」と怒鳴られた。

「はっ?なんでや」
子供ごころに不思議におもった。
歌詞が問題か?
「♪時には勝負にように」って聞いていたのでどこがおあかんねん?っと
思っていた。お母ちゃんも運動会前に「勝負してこい」って言ってたやん。まあいいわ。
と思い中学校になって驚愕した。勝負ではなく「娼婦」だったのだ。
そりゃお母ちゃんも怒るわ。って思った。
改めて高校生になって歌詞全部を拾い出した。
きわどい歌詞だ。歌詞の情景をいろいろ考えだした。
ああそこの部分はこういう感じか?違うな。こうやろか。

思春期ならでは妄想をいだくようになった。
この映画とはちがい実にリアリティがない陳腐なものだった。

やがて大人になり家庭をもった。ある日子供とテレビを見ていると柏原芳恵がテレビで「時には娼婦のように」を歌っていた。
こどもに「娼婦ってなに?」と聞かれるかどうかびくびくしていたが結局スルー。でも聞かれていたら「娼婦で言っているのではない、勝負といっているのだ」と答えるつもりでいた。
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