トノモトショウ

昼顔のトノモトショウのレビュー・感想・評価

昼顔(1967年製作の映画)
4.0
カトリーヌ・ドヌーヴという女優だからこそ成立する物語のような気がする。例えば娼婦として働く「昼顔」の表情には貞淑さと猥雑さがあって、魔力のようなものまで感じさせる。物語の中では妄想と現実ははっきりと区別されているように見えるが、ラストでそれが曖昧になってしまう。それは嘘っぽくもあり潔くもある。