医者の夫を持つセヴリーヌは小間使いがいる程なに不自由のない生活をしていた。ある日セヴリーヌは知人が売春宿で働いている噂を聞く。それを聞いたセヴリーヌはなぜか居ても立ってもいられなくなり、売春宿を訪ねる…
なに不自由ない妻が潜在的な部分で性的に満足出来ない(穢されたいとい願望)ことを売春宿で満たすっていう内容を、約50年前に映画化するっていうだいぶセンセーショナルな事をしてるけど、直接的な描写は全くないし(キスぐらい)、むしろカトリーヌドヌーヴのファッション含め、上品な作風。
監督ルイスブニュエルはどうやらシュールな表現が好きなようで、唐突にセヴリーヌの妄想や夢、現実が切り替わる。
そして、夫として生き地獄のようなラストをこれまたシュールな表現で落とす。ラストがセヴリーヌの心象なら酷い話だよ。