とよちゃん

昼顔のとよちゃんのレビュー・感想・評価

昼顔(1967年製作の映画)
3.2
2017/6/10以前にDVDで鑑賞

レンタルになかなか無くて県内中のツタヤやGEOを探し回った覚えがある。😅

2023/11/2 スカパーで鑑賞 今年308本目

愛とsexは結びつかない、別であるというお手本なような映画。😅
医者と結婚した若妻は彼を尊敬、愛しているがsexの対象では無い。
自分の奥底には淫乱で犯され願望があったりする。
そのモヤモヤを娼婦として働くことで満たしていたが夫が襲われて植物人間になったことでようやく解放される。
自分が夫の面倒を見ることで母性が欲求を上回り平穏さを取り戻す。
彼女のモヤモヤの象徴は馬車。
妄想で連れられて時にはSMの様に縛られ鞭で叩かれたりすることを願望する。
解放された時、馬車は空席のまま走り去っていく。
どうしても男性目線で都合の良い女として描いているのは後にエマニエル夫人やなかにし礼の「時には娼婦の様に」に受け継がれていく。
現実に夫を尊敬しているが最早SEXの対象ではなくなり性的快感だけを求める女性を知っているだけにリアリティを感じた。😅
リビングにある黒のグランドピアノ。
鍵盤蓋に象嵌か?美しい模様が見える。
蓋が閉じられたままなのでブランドはわからないが素敵な感じだった。😀
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