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昼顔のwantaroのレビュー・感想・評価

昼顔(1967年製作の映画)
3.7
若く美しい人妻の、ひとりよがりな妄想劇…と言うにはもったいない。
よくできた旦那さんはひたすら哀れなんだけど、それよりもこの主人公の内面的な葛藤や混沌が強く訴える。この人妻を責める要素があっても、共感できてしまう。
人の前では言えないような、一見贅沢だけど本人にとっては深刻な悩みが、本当は一般的なんだと思う。
人が心に負っているものは、その人にとっては何よりも大きい。

独り言:マルセル、滑稽だけど私も多分ハマる。
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