北欧ミステリーと来れば暗い寒い変態(と私は思う)
こちらの作品もまんま暗く寒く変態であった。
アイスランドの湿地にある村で発見された死体を巡り過去のレイプ事件と特殊な遺伝体質の絡む謎を、おっさん刑事が地味に地味に解いていく。
おっさん刑事は家庭的にも問題を抱えており、どこを切り取っても朗らかさの欠片もない陰鬱な作品である。
ノーアクションで、聞き込みがメインの捜査をじっくりと堪能。
途中でてくるおっさんの食事もかなりパンチあり、嫌悪感がマシマシ。それ食べるんですか？それアイスランドの常食ですか？
国が変われば食も変わる。慣れれば意外にいけるのかもしれない。
北欧系は言葉も名前も耳に馴染みがないので、最初は戸惑うのだが、浮かれたところなくしっかり作られている作品が多いように思う。さあしっかり観るぞという心持ちで挑むと結構充実感得られるし、やっぱり食べ物ね。へーこんなの食べるんだとガイドブック的に楽しむこともできる。
