税関職員のイクヒョンは見つけたブツを暴力団のボスヒョンべに横流しすることで金を儲ける。
ヒョンべがイクヒョンの遠い親戚にあたることから、イクヒョンはヒョンべに大叔父と呼ばせ手を組むことになる。
公務員時代の人脈を使いイクヒョンはヒョンべに裏社会で手広くビジネスを拡大していくが、暴力団でもないイクヒョンは年を重ねるにつれて曖昧な立場になり選択を迫られる。
人をうまく使い顔色を伺って、こいつには偉そうにできると思った人間は散々こき使うずる賢さを持つイクヒョン。
ヒョンべは根っからの極道で人殺しも気にしない、暴力も当たり前の暴力団ボスで真逆のように見えるふたりにも絆があった。
しかしイクヒョンがあちらこちらにいい顔をしたことにより裏切られ軽く観られたように感じた日から関係が崩壊していく。
とにかくイクヒョンが最低最悪であちらこちらにいい顔をして自分がよかったらそれでいい魂胆が極悪すぎて笑える。
ちゃっかりもので利口なのはいいことかもしらんけど、恨まれるし刺されるぞ？と思いながら一歩引いて見てた。
チェ・ミンシクが珍しく情けない役柄で蹴られ叩かれてもヘラヘラしてる雰囲気が珍しかった。
全体的にゆるっと進むストーリーと雰囲気やけど、後半がぎゅっと詰まっていてあーやっぱりそうなりますよねと思ってしまった。
イクヒョンのキャラクターと相手が暴力団ということもあり胸糞とまではいかないけれど、人柄と考え方が終わってる。
ほんと、クズが最後に笑っとるわ。
