前作で活躍した赤ずきんのレッドとおばあちゃんとオオカミとリスは、カエルのニッキーのもとで物語をハッピーエンドで終わらせる組織HEAの捜査官として活動している最中、子供のヘンゼルとグレーテルが何者かに誘拐されてしまう―
キャストは引き続きなので主要人物のキャラと関係性は省かれている、話は前作の他視点サスペンスものではなくて一本筋のスパイアクションものなので見易くなってた。とは言え、中盤までは話の中心が子供たちの救出かおばあちゃんの救出かレシピ泥棒を捕まえるかはっきりしないので多少集中力を削がれた。
前作からで言えば、犯罪人のウサギとかおネエダンサーになり成功した木こりとかもピンポイントで再登場する、特にバンジョーを弾き語る愉快なキャラのヤギが所々でおいしい使われ方で前作を見てればより楽しめる。突然オペラを唄い出したのは吹いた。
マイナスな点はレッドが特訓した成果が現れていない、オオカミとレッドの無理矢理なバディ要素いらない、HEAのメンバーたちのチームプレイが少ない。
悪役のヘンゼルとグレーテルの悪い顔が作風にあってたし巨大化の流れも戦隊ものみたいで普通にワクワクした。巨大と言えば最初は敵だったクモもよかった、ラストはチームを救うナイスプレイ。
今作もいろんな映画のオマージュがちりばめられてたと思うので、見た後にネットで元ネタを探すのも一興。
なんだかんだ言って冒頭の「森のあちこちのお話を邪魔する悪者を退治してハッピーエンドに導くために捜査官が奔走する」話の方が興味深くてそっち中心でみたいとも思った。
前作と続けてみて正解でした、勧めてくれたフォロワーさんに感謝です。
