このレビューはネタバレを含みます
すごく胸クソ悪いし最悪だ、この世の終わりのような気持ちになる。
すごくしんどい時間だった。ここまで絶望的じゃないにしても親友に裏切られたこと、父親の放浪、母親のヒスは経験してるからちょっと昔のこと思い出して泣きそうになった。
あ~〜、、最悪な気持ちだ。でも映画にここまで描けるのもすごいな。
ジンジャーは世界が核によって終わるのをなんとか変えようと活動していたけど、ある種全て終わってしまえばいいのにと期待していたのかな。少なくとも私ならそう思っちゃうかも。
風景も綺麗で絵になるシーンも多い。あとエルファニングが可愛すぎる。気持ち悪いし人によってはつまらないかも。でも私には刺さったし、昔しんどかった時にこの衝動を作品として残したいと思ったことを思い出した。心折れる勇気がある人は見て欲しいな。
以下殴り書きのメモ
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親友のジンジャーとローザ。
タバコ吸ってみたり深夜まで外で遊んでみたりヒッチハイクしてみたり正義のために立ち上がろうとしてみたり…ちょっと刺激的なことしたくなる早熟な若者の空気が上手く出てて、控えめに言って最高。すごいスピードで経験値上げてるみたいな…
でも2人が徐々にすれ違っていく…
ジンジャーは頭が良くて難しい本も読むような女の子。周りの大人との会話も知的な言葉で充ちている。核反対活動を押してる。
一方、ローザは率先して悪いことしてみたいタイプ。悪いことがカッコイイと思っている。まだ若いのに深夜に出歩いて恋愛もたくさん経験しようとする。
ジンジャーの父親のローランドは父親ではなくいつまでも男でいたいタイプ。娘と母親を家に放置して思想を追い求める。
そんなローランドの姿に愛想をつかしてヒスをおこすジンジャーの母親ナタリー。
ローランドの自由な姿をローザが好きになっちゃって…二人とも秘密も分かち合える最も大切な相手だと思っていたのに、父親と親友が自分に秘密のやり取りをたくさんしてて秘密ごとが増えていく。
そのうち堂々と付き合い始めて、父親と親友がセックスする音まで聞いちゃって最悪だよな。。
全て忘れて核反対運動に精を出そうとしてたのに、ローザから妊娠まで告げられる。
一生親友だと思っていたのに。どうせ歳を取れば捨てるであろう悪い父親からも守りたかったのに。
母親は別居してるから何も知らない。
伝えてしまったことによる母親の自殺未遂。
ローザに許してと言われる。
……