感動大作のはずが悲しい程に空滑り。何故?
それは恐らく2009年韓国パニック映画TAUNAMIとほぼ同じパターンを踏襲していたためと思われる。
あちらは大地震後の津波パニックだったが高層ビルからの避難という点では本作と共通点多数。
だからか泣き叫ぶ子供、がめつさを露わにする大人などに同情することが全くできず逆にイライラ。そしてこれは韓国映画の癖なのだろうがコント場面をどうしても挟みたがるようで、そこでシリアスムードの腰が折れてしまうだよね。
風刺的に政治家優先救助とかビルオーナーの傲慢保身的行為(防災シャッター強制閉鎖や片方のビルを守るために火災側ビルを解体爆破)など描かれているが、どうせなら彼らが無様に落命する場面があれば少しは溜飲が下がったかもしれない。
CGはよく頑張っているのは間違いないけれど、個人的にはそれらもリアルなものとしては迫ってこなかったのが実情。
TSUNAMIを見る前にこちらを先に見ていればちょっとは感動できたのかなぁとも思うが、うーんどうだろ・・
総評2.4の二つ星
002011