ともぞう

ザ・タワー 超高層ビル大火災のともぞうのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

韓国版タワーリングインフェルノ。CGが満載なのは良いとして、見せ場を作ろうとし過ぎて、やたら爆発して消防署員たちが飛びまくる。さらに、火元のヘリコプターは爆破。エレベーターは安全装置頼りに落下させ、ビルも傾いてるから結局は爆破。リモコン落としたから署長はアルマゲドン。やり過ぎが激し過ぎてリアリティが感じられず。豪華スターが競演してるのに少々残念な出来。

〈あらすじ〉
韓国経済の中心地、汝矣島にそびえ立つ地上108階建ての超高層複合ビル「タワースカイ」。1700世帯5700人の居住者と展望レストランなどの商業施設を併せ持ち、二棟のタワーの70階部分が渡り廊下で結ばれた巨大ランドマークだ。その日、クリスマスイブを迎える大勢の客をもてなすため、フードモール・マネージャーのユニ(ソン・イェジン)は準備を進めていた。施設管理チーフのデホ(キム・サンギョン)とイブを過ごすためにやって来た一人娘ハナ(チョ・ミナ)は、シングルファーザーのデホがユニに恋していると知り、急務に追われる父の代わりにユニに遊び相手になってもらう。一方、“伝説の消防士”と呼ばれる汝矣島署のカン・ヨンギ隊長(ソル・ギョング)の部下として配属された新人消防士ソヌ(ト・ジハン)は、署長(アン・ソンギ)へ挨拶、早くカン隊長のような消防士になりたいと闘志を燃やす。そんな中、派手な演出で世間の注目を集めようとタワースカイ会長(チャ・インピョ)は、10機のヘリコプターがタワー周囲を旋回しながら純白の粉雪を降らせるという“サプライズ・プレゼント”を強行。美しいホワイト・クリスマスの出現に誰もが大歓声をあげるが、次の瞬間、上昇気流にあおられた一機のヘリがコントロール不能となり、高層階の内部に墜落、大規模火災が発生する。燃え広がる炎に対し全く作動しないスプリンクラー。炎は非常階段を容赦なく呑み込んでいく。全消防士が緊急出動し、カン隊長は現場で消火活動の指揮を執る。ヘリのガソリンが燃え続けている火元の場所はA棟63階だが、ハシゴが届くのは19階までだった。そこからは自力で火元に近づくしか消火手段はない。鎮火より退避に専念しようと部下の身を案じる署長だったが、カン隊長は突入を指示。消防隊は大爆発に幾度も襲われながら火元を目指す。一方、恐怖に泣き叫ぶハナを庇いながら逃げ惑うユニは、燃えさかる60階と70階に逃げ道をふさがれ、65階のレストラン街に避難。ハナとユニを捜していたデホもようやくここに辿り着く。しかし、正常な判断能力を欠いた会長が防火シャッターを作動、救出を待っていた大勢の人々は65階に閉じ込められてしまう。さらに長時間にわたり灼熱火災にさらされたタワースカイでは、鉄骨が折れ曲がり床や壁や天井が崩壊する爆裂現象が起きていた…。
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