喜連川風連

リアリティのダンスの喜連川風連のレビュー・感想・評価

リアリティのダンス(2013年製作の映画)
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「腹が減ってる今!ロバを殺したらどうやって水を運ぶ!!」
「今!我々は腹が減ってるのだ!」

作品中にエネルギーが溢れている。

母性と父性そこからもたらされる神性。

自殺するな!と小さい頃の自分に投げかける。その嫌な経験が積み重なって、今の私になっていると。

己の欲望が何かを知り、父親というトラウマを映画を通し克服する。

厳格だった父にも、臆病さや虚栄心はあって、それを想像するホドロフスキー。
すべてを包みこむ力のある暖かい映画だった。
喜連川風連

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