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ゲームの規則のCiaのレビュー・感想・評価

ゲームの規則(1939年製作の映画)
4.1
不倫の末、破滅の一途を辿り最悪の結末を迎える物語。
なのに、終始軽薄で楽観的で悪びれることのない人々。なぜなら「ゲームの規則」であるから。
こちらもその解せぬやり取りに、自分の恋愛観や結婚観を激しく揺さぶられるものの、一向に嫌悪感は感じない。なぜなら「ゲームの規則」であるから。
と、いつの間にか完全に「ゲーム」の傍観者と化している自分に気づきハッとした。
まんまとルノワール監督にしてやられた。

ただ、狩猟のシーンは…ウサギの目が可愛すぎて嫌悪感を覚えた。
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