こんな二重構造ありかよ。面白すぎる。
スリー・ビルボードからマクドナー監督を知った自分としては、マクドナー監督がこういう作品を作るってのが驚きだった。
舞台とか演劇っぽい作品だと感じたな。さすが演劇からこの業界に入った人だ。
点と点が繋がる瞬間が気持ち良すぎる。
コメディ調なのに、スリー・ビルボードとかイニシェリン島とかとちょっと一貫してるところもある。
マクドナー監督、「炎」を『赦し』のメタファーに使いがちだ。(自分の勝手な想像ですが)
人類が火を発見し利用するようになり、他の動物とは異なった歴史を辿ってきたことからも、人類と火は切っても切り離せない関係であり、もし監督が「火」や「炎」を『赦し』のイメージを持っているのであれば、他者や自分を『赦す』ことは人間以外にはできないことであり、そこに人間の素晴らしさを説いてるのではないのかな。
ちょっとセブン・サイコパスの感想とはズレたけど、なんかそんな考えがふと思い浮かんだ。