このレビューはネタバレを含みます
一筋縄ではいかない映画。結果何が言いたいのかという部分は観客に委ねられているような感じ。
その上で自分の感想を言うと、「サイコパス」というある意味とても手垢のついた「コンテンツ」として最初は面白おかしく対象化して怖いもの見たさで見ていたのに、徐々にサイコパスに「飽き飽き」し、そしてサイコパスの気持ちも理解し始めるという流れになっている。
と言ってもサイコパスに完全には共感出来ないのだが、できるだけ良さそうな最後を迎えさせる事に努力している。
コリンファレル、サムロックウェル、ウォーケンがとても目立っているが、トムウェイツもサイコパスとして地味な役所で出ているのが興奮した。